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2023.10.11
COLUMN
東洋医学にみた毛活女子さんのお茶選びのポイント

こんにちは、漢方薬・生薬認定薬剤師のまっきーです。
お客様の初回カウンセリングをしていると、
水分摂取量がずいぶん少ないと感じるお客様にお会いすることも少なくありません。
そういった方達に水分摂取をおすすめすると必ず聞かれることが、
「なんの飲み物が(髪の毛に)いちばんいいですか?」
まずは白湯やお水を飲む習慣をつけることをおすすめするのですが、
今回は東洋医学的にみたお茶選びのポイントをお話します!
飲み物の中でもお茶はその性質別に効用があり、それを利用することで心と身体のバランスを整え、
「養生」につなげていくことができます。
【目次】
-1.茶葉を使ったお茶について
-3.今回のまとめ
茶葉を使ったお茶について
世界中で飲まれているお茶。
緑茶・ウーロン茶・紅茶など様々な種類がありますが、実は茶葉を使ったお茶はすべて同じツバキ科のチャノキから作られているんです。
香味や性質の違いは茶葉の発酵の進み具合によるものです。
基本的に発酵度の低いものほど身体の熱を鎮める性質で、
発酵が進むにしたがって身体を温める性質に変わっていきます。
(ちなみにカテキンの量は発酵が進むほど減っていきます。)
発酵度合いの低いものから順番に
- 緑茶
- ウーロン茶
- 紅茶
- プーアール茶
となります。
まずはどのお茶が温める性質か冷やす性質かを知識として知っておきましょう。
緑茶→冷やす
紅茶、プーアール茶→温める
ウーロン茶→様々な種類があり、色で見分けてみましょう。
緑茶に近い色が、冷やす
紅茶に近い色が、温める
体が冷えやすい時は温める性質のお茶を、体に熱がこもりやすい時は冷やす性質のお茶を選ぶと良いです。
季節で変えても良いですね。
またカフェインが入っているこれらの茶葉は利尿作用があります。
むくみなどがある方はカフェインにより体の中の余分な水分を出してくれますが、
皆さんご存知の通りカフェインには覚醒作用もあり不眠の要因になりますので、
飲む時間帯には注意してくださいね。
茶葉を使っていないお茶について
次に茶の木の茶葉を使っていないお茶のことを「茶外茶(ちゃがいちゃ)」と言います。
茶外茶と呼ばれるお茶の多くにはカフェインが含まれていません。
またそれぞれに様々な効用をもつと言われていますので代表的なものとその特徴をあげます。
▼麦茶
冷やす性質。
大麦を炒って煎じたお茶。大麦には、胃腸の調子を整える、体力を補う、余分な熱を取り除く、喉の渇きを止める、お小水の出を良くするといった性質もあります。
ポリフェノール・ミネラルなどが含まれています。
▼たんぽぽ茶
冷やす性質。
体内の熱や毒素、湿気を取り除くといった性質もあります。
妊娠中や授乳中の方に人気。ビタミンB・ビタミンC・鉄分などのミネラルが含まれます。
▼そば茶
冷やす性質。
消化の食べ物の消化をすすめる働きや食欲を増す性質もあります。
ルチンが含まれており生活習慣病の予防や血行を促進すると言われています。
▼ごぼう茶
冷やす性質。
体の熱と毒素を解消する性質もあります。
食物繊維が豊富。サポニンやイヌリンなどが含まれています。
▼コーン茶
冷やしすぎず、温めすぎずな性質。
胃腸の不調に向いていると言われています。
香ばしさと甘みを感じる味わい。
ビタミンE・カリウム・リノール酸・水溶性食物繊維が含まれます。
▼あずき茶
冷やしすぎず、温めすぎずな性質。
余分な水分や体の熱をとり、体内の毒素を排泄する性質もあります。
ポリフェノールやサポニンなどが多く含まれています。
▼黒豆茶
温める性質。
血行を促進すると言われています。
女性に嬉しいイソフラボン、老化防止、髪の毛にも良いとされるアントシアニンが含まれています。
利尿作用をもつカリウムも多く含んでいます。
▼よもぎ茶
温める性質。
寒さを除き身体ををあたためる性質と、気血のめぐりを良くする性質も持っています。
香りは気をめぐらせ気持ちをリラックスさせてくれます。
たんぱく質、カロテン、ビタミンB、C、カルシウム、リンなどのミネラルが含まれています。
▼ルイボスティー
現在のところ温めるとも冷やすとも言われています。
ポリフェノール・ミネラル・SOD酵素などが含まれています。
これらの茶外茶はそれぞれに様々な成分が入っているので
いつも同じお茶を選ぶのではなく
その時その時のご自身の体調や状況に応じて選択してみましょう。
今回のまとめ
毛活女子さんのためのお茶選びの答えは一つではありません。
ご自身の体と相談して体調によってお気に入りのお茶を何種類か使い分けることがおすすめ。
お茶選びのポイントとしては、
- 冷え性さんはなるべく体を温める性質のお茶を選ぶ。熱がこもりやすいと言う方は逆に体を冷やすお茶を選びましょう。
- 髪の毛にとって大切なミネラルが含まれているお茶を選ぶ
- 自分にとって飲みやすいと感じるお茶を選ぶ
- イライラしたりメンタルに影響出やすい方は、香りの良いお茶を選ぶようにすると良いですよ!
最後に、むくみが気になる時は水よりお茶のほうが良いです。
お茶による利尿作用で体内の余分な水分を排出しましょう。
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